街道歩きをしたい人間にとって、街道ルートが載っている地図は必須アイテムです。
地図の準備はもちろん、それを見ながらずっと歩くことになるので、見やすさ・使いやすさも大事なポイント。
この記事では、紙の地図・デジタルマップ(Google Map)それぞれを使うパターンについて説明します。
- 街道歩きをはじめたい。地図はどうしたら良いの?
- どの地図がおすすめ?
- 紙の地図以外の選択肢は?
と悩んでいる人におすすめの記事です!
アナログ派|紙の地図ならこれ!
街道歩きをする場合、紙の地図なら、山と渓谷社の「ちゃんと歩ける」街道シリーズが間違いないです。

旧街道の地図は、おそらくこのシリーズが一番詳しく詳細にまとまっています。
街道歩きをしている人で、この本を持ち歩いている人もけっこういるイメージです。
この本の良いところは、
- 街道の全ルートが、地図で正確に記されている。道が分かりにくい場所は、補足も書いてあるので迷いにくい
- 道沿いのスポット説明がすごく詳しい
- 街道の歴史や、宿場の基本情報もまとまっている
街道歩きナビの完全版という感じなので、これから紙の地図を買おうという人は、とりあえずこのシリーズを買っておけばOKです。
▽同シリーズの他の街道はこちら



デジタル派|Google Mapを使いこなす!
私は完全にデジタル派で、Google Mapにあらかじめ街道のルートを登録しておいて、それを見ながら歩いています。

Google Mapだと、
- 自由に拡大縮小ができるので、ルートの全体像が把握しやすい
- 現在地が表示されるので、ぱっと見でルートから外れていないかすぐ確認できる
というメリットがあります。
私はとにかく方向音痴なので、紙の地図だと自分がどこにいるのか分かりにくくて、サクサクと歩けません。
ストレスなく街道を歩くことができているのは、Google Mapのおかげです。
Google Mapに街道ルートを登録する方法は、別の記事にまとめる予定です。
紙の地図とGoogle Map、どっちが良い?

紙の地図とGoogle Map、どっちが良いの??
と迷う人のために、それぞれのメリットとデメリットを整理しました。
媒体 | メリット | デメリット |
---|---|---|
紙の地図 (ちゃんと歩けるシリーズ) | ・迷いやすい場所には歩き方の説明がある ・街道/歴史関連のスポット情報が詳しい ・電波の届かない場所でも使える、携帯の充電がなくても使える ・情報が正確 | ・地図を読むが苦手なひとには不向き ・本の購入費がかかる |
Google Map | ・現在地がわかりやすい(ルートから逸れたときにすぐ気がつける) ・ルートの全体像が把握しやすい ・無料 | ・携帯の充電に気をつける必要あり ・情報が不正確な可能性あり ・オフラインでは現在地機能が使えない ・どう歩けば良いのか迷う場所がたまにある |
紙の地図のメリット・デメリット

まず、紙の地図の強みは当然、電波・充電に関係なく使えるところです。
ただ、街道を歩いていて電波が入らないことはほぼないですし、充電もモバイルバッテリーを持ち歩いていれば良いだけのこと。
それよりも私が思う、紙の地図の一番の強みは、迷いやすい場所でもルートの詳しい説明が載っているところです。
Google Mapを見ながら歩いていると、たまに
「これどの道に進むのが正解??」「どうやって道の反対側に渡るの??」
みたいに迷うときがあります。
ちゃんと歩けるシリーズは、
「石段を上り、土手道を左に進む」「Y字路を斜め左に進む」という感じで、詳しい説明が要所要所に記載されているので、歩いていて迷うことがありません。
ただ一方で、私のように、地図を読むのが苦手・方向音痴、という人にはGoogle Mapをおすすめします。
私は、ちゃんと歩けるシリーズに載ってる地図を見ても、自分がどこにいるのかさっぱり分かりません。
なので正直、この本だけでは街道を歩ける気が全くしません💦
Google Mapのメリット・デメリット

Google Map上に街道ルートを表示させておけば、後はそれに沿って歩くだけです。
なので非常にわかりやすく、自分がちゃんとルート沿いを歩いているかもすぐ確認ができます。
ただし、Google Mapを使う場合は、
一般人が作成したルート地図を自分のマップに表示させる(もしくは自分でマップを作る)
という方法になるので、作成者次第では多少間違っている可能性もある、という点が注意です。
※私が使っている一般人作成の地図は、本とも照らし合わせて確認しましたが、めちゃくちゃ正確でした
あとは、電波や充電にも気をつける必要がありますね。
まとめ
地図は、人によってアナログとデジタル、使いやすい方がかなり分かれますよね。
紙の地図のほうが使いやすい人は、本だけで十分だと思います。
Google Mapを使いたい人は、Google Mapをベースに、道が分からなくなったタイミングでだけ本を開く、という使い方もあり得そうです。
(ちなみに私は面倒なので、本自体は持っているのですが、歩いている途中に開くことはありません)
いずれにせよ、自分が一番ストレスなく歩けることが、地図選びでは大事だと思います