お城情報

名称 | 小牧山城(公式HP) |
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場所 | 愛知県・小牧市 |
城地種類 | 山城 |
築城年代・築城者 | 1563年・織田信長 |
主な城主 | 織田信長、徳川家康 |
小牧山城はこれで有名!
①織田信長が、居城として初めて築いた城
1560年に桶狭間で今川義元を破った織田信長は、次に美濃の斎藤氏を攻める準備を始めました。
そして美濃方面を一望できる立地として、信長は小牧山に城を築きました。
信長が小牧山城に住んだのはわずか4年。
しかし近年の発掘調査で、小牧山城は、城下町も伴った本格的な城であったことが解明されつつあります。
織田信長の、初期の築城・都市づくりの思想が反映されたお城として、注目が高まっています。

②小牧・長久手の戦いで徳川家康の本陣に
織田信長が美濃の斎藤氏を攻略して、岐阜城に移った後、小牧山城は廃城となります。
その後、1584年の小牧・長久手の戦いでこのエリアが戦場となった際、いち早くこの城に目をつけたのが徳川家康。
廃城となっていた小牧山城に改修を加え、家康軍の本拠地としました。
小牧山城は戦場となりませんでしたが、この戦の重要な拠点として活躍しました。

城めぐりの見どころ
山頂の小牧山資料館(模擬天守)
小牧山を上ると、頂上には天守の形を模した、4階建ての資料館があります。
館内では小牧山城に関する歴史が学べ、展示や映像が充実しています。
最上階の展望フロアからは、濃尾平野や遠くの山々の景色が一望できます。

小牧・長久手の戦いについて解説したスクリーン映像が分かりやすくて良かった!



展望フロアからは、小牧・長久手の戦いで敵陣の本拠地だった、犬山城も見えるよ~




復元された石垣・土塁、大手道など
小牧山城は、当時の城跡はほぼ残っておらず、近年の発掘調査をもとに、復元工事が進んでいます。
信長の築いた土塁や大手道、家康が改修した土塁などを見ることができます。



信長の石垣技術については、ふもとにある資料館に詳しい展示があるよ



石垣の積み方や仕組みについて学べて良かった



復元されてる箇所は限られてるから、歩きながら想像力で補って楽しもう




自然を満喫できる散策コース
山の頂上に上るまでにいくつかの散策コースがあり、豊かな自然を楽しめます。
犬の散歩やランニングをしている人も多く、地域の人には市民公園として親しまれているようです。
(私が訪れた日は、公園内でフリマや音楽イベントもやっていました)



城めぐりといいつつ、半分は自然公園散策のイメージかも



特にきつくはないけど、山を登るのでスニーカーがおすすめ




まとめ
織田信長の城づくり・町づくりの原点である、小牧山城。
全国で初めて築かれた石作りのお城でもあり、城づくりの歴史という観点でも重要な立ち位置にあります。
当時の城跡はあまり残っていませんが、豊かな自然の山の中を散策しながら、歴史に思いを馳せるのも楽しいですね。