ルート概要
ルート | 日本橋~千住 |
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距離 | 8.8km |
所要時間 | 2時間15分(時速4km、休憩なしで) |
難易度 | ★☆☆ |
こんなルートだよ!4つのポイント
①浅草寺・雷門の前を通る

旧日光街道は、東京屈指の観光スポット、浅草寺・雷門の前を通ります。
浅草寺の中・仲見世通りのほうには行かず、横を通るだけですが、観光客や人力車のキャッチなど、すごい賑わいです。

ルートからは少し外れるけど、行ったことのない人は、この機会に参拝&観光もおすすめ!
ただし最近は特に外国人観光客も多いので、この辺りは進むのも難しいくらいに混雑している可能性が高いです。
ちなみに浅草寺付近からは、スカイツリーもきれいに見えますよ。


②千住は松尾芭蕉、奥の細道の出発の地
千住エリアに差し掛かると、松尾芭蕉に関連する史跡や像がいくつも出てきます。
これは、松尾芭蕉が紀行「奥の細道」を書くために東北を旅した、その旅行の出発の地が千住だからです。
芭蕉は深川の自宅を立ち、船に乗って千住で下りて、ここで旅立ちとして最初の一句を読んでいます。
千住といふ所にて舟を上がれば、前途三千里の思ひ胸にふさがりて、幻のちまたに離別の涙をそそぐ。
行く春や 鳥なき魚の 目は涙
これを矢立ての初めとして、行く道なほ進まず。
松尾芭蕉「奥の細道・旅立ち」
人々は途中に立ち並びて、後ろ影の見ゆるまではと、見送るなるべし。
途中で通る素盞雄(すさのお)神社の境内には、1820年(江戸時代)に建立された句碑を復元したものがあります。


千住大橋から見える壁にも、奥の細道のイラストと俳句が。


足立市場の横には、松尾芭蕉の像もあります。


③江戸から現代まで続く、千住市場


千住大橋を渡った先の旧街道沿いは、戦前までは「やっちゃ場」と呼ばれる青物市場でした。
江戸時代から、江戸三大青物市場の一つとして知られた市場。
30軒以上の青物問屋が軒を連ね、早朝からセリ声が響き渡る、活気のある場所でした。
現在は市場の場所が移動していますが、旧街道沿いには、当時の市場に関連する碑や案内板などが立っています。


④千住宿は賑やかな商店街|休憩にもぴったり


かつて宿場町が広がっていた千住は、現在も街道沿いが商店街になっていて、非常ににぎわっています。
その名も「宿場町通り」。
お洒落なレストランから、昔ながらの和菓子店まで、下町らしい地域に根差したお店が立ち並んでいます。
街道歩きの休憩にもぴったりのスポットです。
歩きやすさ・休憩場所
非常に歩きやすいし、休憩もしやすい区間です。
都心を通るので、道沿いにお店やコンビニもありますし、ルート沿いに電車の駅も出てきます。
特にお店が多く賑やかな浅草と千住宿が、2大休憩スポットです。
歩いた感想
最後に、私が2025/1に歩いた時の感想・記録をまとめておきます。
- 浅草寺周辺は、とにかく人が多くて歩きにくかった。ついでに浅草寺観光でも…と思っていたけど、激混みで断念
- かつての東京最大のドヤ街・山谷を通る。ルート沿いには、今もそれっぽい簡易宿泊所が立ち並ぶ
- 千住の商店街はお店が充実していて楽しい。街道歩きに丁度良い感じの、お弁当や和菓子もたくさん売ってる